センター試験の概要
大学受験は、センター試験と二次試験で構成されています。
受験勉強についてこれから計画を立てるという学生さんには、少しややこしく感じるかもしれませんが、そんなに難しく考える必要はありません。
理解できれば心構えができますので、2つの違いについて認識しておきましょう。
センター試験は、正式には「大学入学者選抜大学入試センター試験」と言います。
毎年1月半ばに行なわれ、国が実施、採点を行う試験で、全国の大学が、センター試験の点数を用いて合否の判断を行います。
教科書をしっかりと理解できていれば解ける内容となっており、点数で競うというよりは完成度を見る試験となります。
よって、上を目指すなら大学や学部により8割以上、9割以上を求められることもあります。
全科目がマークシート方式で、1日目は文系が行なわれ、科目は地理・歴史・公民、国語、外国語、英語リスニング等。
2日目には理系科目となり、理科(物理・化学・生物・地学)と数学(数ⅠA・数ⅡB)からの出題となります。
大学によってセンター試験を重視するか、その後に行なわれる二次試験を重視するかが異なります。
自分の志望校の傾向を知り、効率的に勉強をすることが攻略のコツとなります。
センター試験を重視する大学受験の場合
センター試験を重視すると言っても、二次試験の配点が低いわけではありません。
比較的センター試験の比重が高いという意味になりますので、センター試験・二次試験のどちらも得点する必要が出てきます。
ただし、その分二次試験の難易度はそれほど高くない為、1つ1つの問題をいかに落とさないかが合否の命運を分けることになります。
対策方法としては、基本は記述試験で点を取りにいく勉強方法になりますが、配点が高いセンター試験で取れる点を取りこぼすことがないようにしておく必要があります。
どれか1つ飛び抜ける必要はないので、苦手教科をなくし、全体的に高得点を目指しましょう。
二次試験を重視する大学受験の場合
二次試験を重視する大学は、主に難関大学と言われる大学が多い傾向にあります。
例えば、東大や京大、阪大等は、二次試験の配点が高とされる大学です。
この場合の効率的な勉強方法とは、センター試験のことはあまり考えず、二次試験での記述試験で高得点が取れるように研究することがポイントです。
その為には、模範解答に近い記述ができるように対策を考えましょう。
記述試験の場合は、その答えに至る過程も大切になりますので、論理の進め方をどうするか、解答までの導き方が問われることを意識した勉強をしましょう。
もちろん、センター試験の足切りが不安な方は、早い段階でセンター試験対策を行い、後の時間を二次試験の為に費やしましょう。