AO入試とは?準備はいつから始めればよい?

AO入試のスケジュール

大学入試には、推薦入試、一般入試、そしてAO入試の3種類があります。
近年、募集人数が増加傾向にあるAO入試について、皆さんはご存知でしょうか?
AO入試の「AO」とは、「アドミッションズ・オフィス(Admissions Office)」を略した言葉で、学校の入学選考事務局のことを意味しています。
学力や試験の結果だけを見るのではなく、個人の能力や個性、さらには大学で学びたいという意欲の有無、適正等も判断基準にして選考される入試のことです。

AO入試は書類を準備するだけで試験重視ではないから、チョチョッと書いたら終わり、と誤解されがちですが、実際に合格を目指して準備をするには、半年はかかると見ておいた方がいいです。
内訳は、準備に4ヶ月として、執筆は2ヶ月くらいを目安にします。
AO入試の対策をするのに、スケジューリングをきちんとできなかった為に、最後になってミスを招くというパターンが非常に多いです。
まずは、志望理由書を書く為には、どのような流れで考えるべきかを把握しておきましょう。

準備する内容

おおまかな準備内容として、まず「なぜ大学に進学するのか」という目的を明確にすること、次に、志望校候補を選定し、資料を取り寄せ、オープンキャンパスにも参加します。
さらに、情報をリサーチし、自分の夢ややりたいことが、その学校でなら目的達成できるかを判断。
AO入試の為に提出する書類作り、志望理由書の作成に取りかかりますが、その都度必要であれば軌道修正や情報リサーチを行います。

書類作りより前の、情報リサーチや志望校の選定には、希望が2校以上ある場合はかなり時間を必要としますので、余裕を持ってスタートする必要があります。
また、大学進学の目的を明確にすることも、意外に時間がかかりますので、色々な角度からアプローチを考え、誰もが納得するような志望理由書の作成ができるようにしましょう。

AO入試対策

AO入試の具体的な対策ですが、まずは大学で何を学びたいか、そして卒業後にどのような進路を目指すのか、という目標についてきちんと設定することが大切です。
そして現実との差を自分で把握することで、達成に向けての適切なスケジューリングができるようになります。

志望理由書には、その目標から書き出し、その後からなぜそう思うに至ったかを説明する流れで書き出していきます。
将来したいこと、夢の為に大学でできることは何か、そしてその夢を抱くことになった背景、背景を踏まえた上で生じた課題について、さらに、課題解決の為になぜこの大学が適切だったか、最後に大学進学したら学びたいことについて結びます。
下書きが完成したら、ツッコミどころを1つ1つ潰し、2ヶ月程かけて完成度を上げていきましょう。